ブッチャー&シーク vs ザ・ファンクス【伝説の大流血戦】

プロレス

伝説の大流血戦 ブッチャー&シーク vs ザ・ファンクス
2試合:1977年 オープンタッグ選手権(フォーク事件)、
1979年 世界最強タッグ(仲間割れ火炎事件)のダイジェスト

オヤジン諸君は覚えているだろうか?
あの凄惨でありながらも少年だった僕らの心に火炎放射のように火を付けた
伝説の試合・・・あの日から、少年だった僕はテリーにのめり込んでいった。

やられても、やられても立ち上がり、血だらけになってもブッチャー、シークに
向かって行く、あの勇姿に僕は涙した。

ボロボロになっても向かって行く姿は、大げさかもしれないが僕の脳天をかち割って
くれたよなぁ・・・。あの頃のテリーは、憧れのヒーローの姿そのものだった。

どんなことがあっても、負けちゃいけない。最後まで諦めちゃいけない・・・
ってのを、テリーに教わったような気がした。

ま、大きくなってそのような人間になれたかは、大いにクエスチョンマークだが、
何か困難が合った時、辛い時には、心のなかで「スピニング・トゥ・ホールド」を
鳴らして、テリーの勇姿を思い浮かべる。

あのファイティング・ポーズを真似てみる。
テリーコールと大歓声が心のなかで鳴り響く・・・・。

少年の日の僕も、そうだったな。
テーピング用のテープなんて持ってないから、親父の工具箱から白いビニールテープを
拝借して、指に手にグルグル巻きにしてテリーのファイティング・ポーズを真似たものだ。

男兄弟が居ないので、妹にスピニング・トゥ・ホールドをかけて、自ら実況しながら
ファンクス一家の伝家の宝刀、1回転!2回転!
妹を泣かせて、親父からゲンコツを食らう(笑)

当時は、ビデオなんて持ってないから(家庭用のビデオって当時あったのかな?)
もう、食い入るように目に焼き付けて、その間、一切の会話もコミュニケーションも
拒絶した。そして、TVを観終わるとしばし放心状態で孤独に浸る。

僕はテリー・ファンクになりたいと、本当に思ったよ。
今のテリーを見ると、ちょっと悲しくなるけど、あの頃のテリーは今でも僕のヒーローだ!!

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